スタッフの松田です。今、私のもっぱらの関心ごとは「認知症」です。
今年に入り亡くなった祖母も、義理の姉の姑も、認知症を患い
以前とは全く違う人間になっていく様を目の当たりにする機会が多かった為です。
そんな時目に留まったのが「東洋経済の’14.3.8日号 認知症を生きる」の
中に書かれていた「ユマニチュード」の記事でした。
フランスで生まれた「ユマニチュード」とは、人とは何かという哲学に基づき、
ケアを受ける人に自分が優しく扱われてと感じてもらうためのケア技術で、
①見つめる・②触る・③話す・④立位の援助の仕方が具体的に載っていました。
相手の目の高さにしゃがんで、目を見て、手を握り、おだやかに、ゆっくりと話しかける。
まさに、泣き叫んでいたり、駄々をこねている子どもに、お母さんが接する
様と同じだ!と感じました。
私は、両親が大声で叫び続ける祖母を、夜通し介護をしている姿を見ているので、
それが容易でないことも理解できます。
しかし、この記事から、”認知の機能が低下していても、接する(介護する)人の
気持ちは、確実に伝わる”という事が改めて身に染みました。
認知症を患っている方は、自分の子どもと同じ!
そんな気持ちで、今後認知症の方と接することができれば、と感じた次第で
ありました。