全く新しい取り組み「不老ワーク」

静岡市駿河区丸子の住宅型有料老人ホームスイートシャワー丸子は、リハビリ・認知症リハビリに力を入れている生陽会が運営しています。 先日、見学会にお邪魔して色々な取り組みをしていることをお聞きしました。 中でも「不老ワーク」(ハローワーク)をもじった取り組みは、全く新しい全国的にも珍しい取り組みです。

今日はその「不老ワーク」の説明会にお邪魔しましたので、内容を簡単に説明します。

基本的なコンセプトは、人生の生きがいや活力は社会に役立つこと。 それはお年寄りにも言えること。それを何とかしようというものです。

しかし、現実は仕事をする機会さえ与えられていません。

そこで考え出されたのが、この「不老ワーク」。 地域の方を含め、お年寄りにも仕事の機会と場所を提供するというものです。

スイートシャワー丸子1階フロアでは、でんでん体操と簡単な内職仕事をお年寄りに提供し、生きがいを持つことで健康寿命を伸ばすことになるという訳です。 A型就労支援との協力、地域商店街との協力、もちろん生陽会のバックアップで行われます。

時間のこと、報酬のこと、仕事内容、仕事先など、課題は山積みでしょうが、この取り組みはとても素晴らしい取り組みです。 成功を収めることを心より願っております。

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スイートシャワー丸子

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包み込む形で安心のベッド

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はりきゅうも併設

エムウィンドでは、高齢者支援事業の個人サポーターを募集しています。

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エムウインドでは、「お年寄りに優しい社会環境を創造する!」をスローガンに、
様々なお困りごとに対応しています。
今まで、福祉団体・地域活動団体・NPO・事業所などに協力をお願いしてきました。
そして、その「お年寄りに優しい社会環境」を実現する為には、さらに周囲の皆様の
ご協力が必要であると感じ、この度、個人サポーターという制度を作りました。
思いやりの輪を広げ、優しい社会をつくるという主旨に賛同し、ご協力いただける方、
個人サポーターへの登録をお願いします。

資格は、【人のために立ちたい!とお思いの方、社会貢献に興味がある方】です。

活動内容は、お知り合いや地域でお住まいのお年寄りやそのご家族様、そのような方の
不安や疑問、お困りごとをお聞きしたら、その為のサービスがあることをお伝えし、
問題解決への後押しをしていただく事です。
また、色々な相談事に対するお知恵をお貸しください。

※登録することによる費用は一切かかりません。

お問い合せ・お申し込みはTEL054-273-5077
FAX054-277-1703
E-mail   k_iwai@m-wind.bizまで

くればにて「介護の基礎知識セミナー」

昨日は、葵区両替町「くれば」にて、介護の基礎知識のセミナーを行いました。

「自分には介護は必要ない!」と言える方はいらっしゃらないでしょう。
介護はある日突然降りかかってきます。
一度に多くの問題を対処していく必要があります。
そんな時、少しでも知識をもっていれば、対処の方法も違ってきます。
介護のこと、老人ホームのことなど、知っていただき不安を軽減していただければ幸いです。

「介護の基礎知識セミナー」では、「静岡市の介護保険」という市から発行されている冊子を元に内容のご説明とともに、お役立ちポイントをお話しました。
参加された方の中には、全く知識のない方から地域包括センターの職員の方もいらっしゃいました。
後々、それをお聞きしてヒア汗ものでした。

「良かった~、地域包括センターを褒めておいて・・(^O^)」

最後は、皆さんと楽しく会話しました。
老人ホームのことまでは、話が行けなかったので、後日駅前相談室にて個別にお話しをするととなりました。

参加された皆さん有難うございました。
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平成26年度版
静岡市の介護保険冊子

地域支援担い手養成講座⑥

講座の第7回目は居場所での体験学習でした。

葵区両替町のくれば、清水区追分の寄ってっ亭、清水区梅が岡の茶ろん梅が岡の中で、茶ろん梅が岡さんでの体験学習に参加させてもらいました。

当日はバザーの開催日で、カレーやぜんざいなどの食事ができたり、赤飯や串カツ、焼きそばなどの惣菜、クッキーやマドレーヌなどのお菓子、服や小物などを販売していました。惣菜コーナーで売るお手伝いをしました。雨が降っていたので、例年だとかなりのお客様が来られるそうですが、あまり来られなかったのがとても残念でした。

お手伝いに来られていた方々やお客様とも色々お話することができて、とても楽しかったです。居場所を訪問したのは初めてだったのですが、地域の皆さんが気軽に通ってこられる居心地の良い場所だと思いました。鈴木明与さんを始めスタッフの方々が温かく迎えてくださる素敵な居場所だなと思いました。

体験学習を終えてみて、居場所の大切さ、必要性がまた改めて認識できました。
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地域支援担い手養成講座⑤

講座の第6回目はNPO法人くればの原田和正さん、NPO法人泉の会の藤下品子さん、NPO法人WAC清水さわやかサービスの鈴木明与さんのお話でした。

くればは、中高年世代が活き活きと暮らせる明るい社会作りを目指して居場所を提供している、会員の60%が60歳以上の団塊創業塾です。ワンコインランチやセミナーなどが人気で、ランチやセミナーに来られた方同士が交流されたりして、ネットワークを広げておられます。ボランティアをやっていく上で、①楽しくやる(好きなこと、興味を持っていること、得意なことをやる)②無理をしない③仲間とやる(1人では行き詰まりやすい、みんなでやれば怖くない)ことが大切だと教えてもらいました。

そして、ためらわずに行動する、声をかけて手を差し伸べること。人とコミュニケーションを取ること。アンテナを張って出会いでチャンスを活かせるよう好奇心を持つこと。これらも必要なことであると言われていました。原田さんは、今後も色々な構想があり、実現していきたいと活き活きと語っておられました。

藤下さん、鈴木さんも高齢者だけではなく色んな人の居場所作りをこれからもしていきたいと言っておられました。

3人の方のお話を聞いて、これから私もよりよい社会作りのお手伝いができれば、と強く感じました。残り少ない講座もしっかり勉強していきたいです。
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進化する福祉用品【ベットサイド水洗トイレ】!!

こんにちは スタッフの松田です。
先日、静岡市内に新しく出来た サービス付き高齢者住宅「アゴーラしずはた」に
施設見学に行ってきました。

そこで目を引いた福祉用品は、TOTOさんの【ベットサイド水洗トイレ】でした。
まず、介護する家族側からの目線で、すばらしい!!!と感じた点をあげます。
①ポータブルトイレのバケツによる汚物処理が不要である。
②オムツ交換などの負担が軽減される。
③トイレが簡単に移動できる。(床に固定されていない)
④工事が大がかりではない。(壁の一部を開け、給排水管を通す)

そして、介護される、ご本人様側からの目線に立った場合の利点は
①トイレを、ベット横に設置できるので移動が楽である。
②人の手を借りないで、使用後の後始末ができる。
という事です。特に②に関しては、ご家族への気遣いをしなくて済み、
なによりも「尊厳が守られる」という事は、とても大切な事だと感じました。

今の所、介護保険制度の対象外で、設置する場合、全てが自己負担となって
しまう点が、唯一の欠点でしょうか。(TOTOの担当者様のお話によると、
近々適用対象になる予定との事でした。)

福祉用品は、物理的負担軽減と精神的負担軽減の両面から進化していますね。
今後もご紹介できる物がございましたら、どんどん記事にしていきます!!
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地域支援担い手養成講座④

講座の第5回目はNPO法人グラウンドワーク三島の事務局長 渡辺豊博さん、そしてNPO法人マムの川端恵美さんのお話を聞きました。

グラウンドワーク三島は、ドブ川化した源兵衛川の再生、絶滅した水中花・三島梅花藻の復活、歴史的井戸や水神さん・お祭りの再生、ホタルの里づくり、学校ビオトープの建設など50カ所以上のプロジェクトを実践してきたそうです。三島の中心商店街の空き店舗がゼロになり、観光客が10倍に増えるなど三島の街の活性化に努めてこられました。実際に映像で源兵衛川の過去と現在の様子を見せてもらいましたが、子供たちが安心して遊べるとてもきれいな川に生まれ変わっていて感動しました。渡辺さんにはNPOをやっていく上での注意点なども色々教えて頂きました。

川端さんのお話は、ご自身の体験からNPOを立ち上げるまでの様々な苦労と道のりについてでした。本当に大変な苦労と経験をされてきた中で、周囲の人と協力して頑張っておられる姿に感銘を受けました。あきらめないこと、周りの人に助けを求めることが大切だと言われていたのが心に残りました。

2人のお話を聞いて、NPOについての知識と理解が深まり、とても勉強になりました。
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認知症ケアの新手法「ユマニチュード」

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スタッフの松田です。今、私のもっぱらの関心ごとは「認知症」です。

今年に入り亡くなった祖母も、義理の姉の姑も、認知症を患い
以前とは全く違う人間になっていく様を目の当たりにする機会が多かった為です。
そんな時目に留まったのが「東洋経済の’14.3.8日号 認知症を生きる」の
中に書かれていた「ユマニチュード」の記事でした。

フランスで生まれた「ユマニチュード」とは、人とは何かという哲学に基づき、
ケアを受ける人に自分が優しく扱われてと感じてもらうためのケア技術で、
①見つめる・②触る・③話す・④立位の援助の仕方が具体的に載っていました。
相手の目の高さにしゃがんで、目を見て、手を握り、おだやかに、ゆっくりと話しかける。
まさに、泣き叫んでいたり、駄々をこねている子どもに、お母さんが接する
様と同じだ!と感じました。

私は、両親が大声で叫び続ける祖母を、夜通し介護をしている姿を見ているので、
それが容易でないことも理解できます。
しかし、この記事から、”認知の機能が低下していても、接する(介護する)人の
気持ちは、確実に伝わる”という事が改めて身に染みました。
認知症を患っている方は、自分の子どもと同じ!
そんな気持ちで、今後認知症の方と接することができれば、と感じた次第で
ありました。

「アゴーラしずはた」見学会に行ってきました

「アゴーラしずはた」は、葵区与一に新しくできた「サービス付き高齢者向け住宅」です。
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玄関フロアにはアンティークな家具とソファーがあり、ゆったりとくつろげるスペースとなっています。
居室は、18平方メートル。明るい室内にワンポイントの壁紙がおしゃれな感じです。

とても気になったのが、ベッドサイド水洗トイレ。
現在、2部屋に設置とのこと。
このトイレは移動式の水洗トイレで、今まではポータブルトイレでの問題点を全てクリアした形です。
このトイレについては、また後日紹介します。

浴室は各階に2つあり、お風呂の順番を待つことのストレスは少ないでしょう。
入居条件は、60歳以上の自立の方から要介護5と幅広く、自立で不安なお年寄りには、数少ない施設と言えます。

全体的なイメージとしては、白基調で明るい感じがしました。

地域支援担い手養成講座③

講座の第四回目は活き生きネットワークの代表理事 杉本彰子さんのお話でした。

若くしてご主人を亡くされて大変な苦労をされながら、活き生きネットワークを設立して頑張っておられる様子をとても明るくパワフルに語っておられました。お話がとても面白くて、会場は笑いであふれていました。辛いこと悲しいことに負けないで、強くたくましく生きておられる杉本さんから、たくさんの力と元気をもらいました。

杉本さんが大切にしておられるボランティア活動の師、橋本祐子先生の言葉「活き活きと生きる」は、私たちも大切にしていかなければならない言葉だと思いました。

そして心に残ったのは「できるできないではない。やるかやらないか。」という言葉。大切なのは自分の意志であると改めて気づかされました。

残りの講座もしっかり勉強していきたいと思います。
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