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地域支援担い手養成講座⑤
講座の第6回目はNPO法人くればの原田和正さん、NPO法人泉の会の藤下品子さん、NPO法人WAC清水さわやかサービスの鈴木明与さんのお話でした。
くればは、中高年世代が活き活きと暮らせる明るい社会作りを目指して居場所を提供している、会員の60%が60歳以上の団塊創業塾です。ワンコインランチやセミナーなどが人気で、ランチやセミナーに来られた方同士が交流されたりして、ネットワークを広げておられます。ボランティアをやっていく上で、①楽しくやる(好きなこと、興味を持っていること、得意なことをやる)②無理をしない③仲間とやる(1人では行き詰まりやすい、みんなでやれば怖くない)ことが大切だと教えてもらいました。
そして、ためらわずに行動する、声をかけて手を差し伸べること。人とコミュニケーションを取ること。アンテナを張って出会いでチャンスを活かせるよう好奇心を持つこと。これらも必要なことであると言われていました。原田さんは、今後も色々な構想があり、実現していきたいと活き活きと語っておられました。
藤下さん、鈴木さんも高齢者だけではなく色んな人の居場所作りをこれからもしていきたいと言っておられました。
3人の方のお話を聞いて、これから私もよりよい社会作りのお手伝いができれば、と強く感じました。残り少ない講座もしっかり勉強していきたいです。
進化する福祉用品【ベットサイド水洗トイレ】!!
こんにちは スタッフの松田です。
先日、静岡市内に新しく出来た サービス付き高齢者住宅「アゴーラしずはた」に
施設見学に行ってきました。
そこで目を引いた福祉用品は、TOTOさんの【ベットサイド水洗トイレ】でした。
まず、介護する家族側からの目線で、すばらしい!!!と感じた点をあげます。
①ポータブルトイレのバケツによる汚物処理が不要である。
②オムツ交換などの負担が軽減される。
③トイレが簡単に移動できる。(床に固定されていない)
④工事が大がかりではない。(壁の一部を開け、給排水管を通す)
そして、介護される、ご本人様側からの目線に立った場合の利点は
①トイレを、ベット横に設置できるので移動が楽である。
②人の手を借りないで、使用後の後始末ができる。
という事です。特に②に関しては、ご家族への気遣いをしなくて済み、
なによりも「尊厳が守られる」という事は、とても大切な事だと感じました。
今の所、介護保険制度の対象外で、設置する場合、全てが自己負担となって
しまう点が、唯一の欠点でしょうか。(TOTOの担当者様のお話によると、
近々適用対象になる予定との事でした。)
福祉用品は、物理的負担軽減と精神的負担軽減の両面から進化していますね。
今後もご紹介できる物がございましたら、どんどん記事にしていきます!!
地域支援担い手養成講座④
講座の第5回目はNPO法人グラウンドワーク三島の事務局長 渡辺豊博さん、そしてNPO法人マムの川端恵美さんのお話を聞きました。
グラウンドワーク三島は、ドブ川化した源兵衛川の再生、絶滅した水中花・三島梅花藻の復活、歴史的井戸や水神さん・お祭りの再生、ホタルの里づくり、学校ビオトープの建設など50カ所以上のプロジェクトを実践してきたそうです。三島の中心商店街の空き店舗がゼロになり、観光客が10倍に増えるなど三島の街の活性化に努めてこられました。実際に映像で源兵衛川の過去と現在の様子を見せてもらいましたが、子供たちが安心して遊べるとてもきれいな川に生まれ変わっていて感動しました。渡辺さんにはNPOをやっていく上での注意点なども色々教えて頂きました。
川端さんのお話は、ご自身の体験からNPOを立ち上げるまでの様々な苦労と道のりについてでした。本当に大変な苦労と経験をされてきた中で、周囲の人と協力して頑張っておられる姿に感銘を受けました。あきらめないこと、周りの人に助けを求めることが大切だと言われていたのが心に残りました。
認知症ケアの新手法「ユマニチュード」
スタッフの松田です。今、私のもっぱらの関心ごとは「認知症」です。
今年に入り亡くなった祖母も、義理の姉の姑も、認知症を患い
以前とは全く違う人間になっていく様を目の当たりにする機会が多かった為です。
そんな時目に留まったのが「東洋経済の’14.3.8日号 認知症を生きる」の
中に書かれていた「ユマニチュード」の記事でした。
フランスで生まれた「ユマニチュード」とは、人とは何かという哲学に基づき、
ケアを受ける人に自分が優しく扱われてと感じてもらうためのケア技術で、
①見つめる・②触る・③話す・④立位の援助の仕方が具体的に載っていました。
相手の目の高さにしゃがんで、目を見て、手を握り、おだやかに、ゆっくりと話しかける。
まさに、泣き叫んでいたり、駄々をこねている子どもに、お母さんが接する
様と同じだ!と感じました。
私は、両親が大声で叫び続ける祖母を、夜通し介護をしている姿を見ているので、
それが容易でないことも理解できます。
しかし、この記事から、”認知の機能が低下していても、接する(介護する)人の
気持ちは、確実に伝わる”という事が改めて身に染みました。
認知症を患っている方は、自分の子どもと同じ!
そんな気持ちで、今後認知症の方と接することができれば、と感じた次第で
ありました。
「アゴーラしずはた」見学会に行ってきました
「アゴーラしずはた」は、葵区与一に新しくできた「サービス付き高齢者向け住宅」です。
玄関フロアにはアンティークな家具とソファーがあり、ゆったりとくつろげるスペースとなっています。
居室は、18平方メートル。明るい室内にワンポイントの壁紙がおしゃれな感じです。
とても気になったのが、ベッドサイド水洗トイレ。
現在、2部屋に設置とのこと。
このトイレは移動式の水洗トイレで、今まではポータブルトイレでの問題点を全てクリアした形です。
このトイレについては、また後日紹介します。
浴室は各階に2つあり、お風呂の順番を待つことのストレスは少ないでしょう。
入居条件は、60歳以上の自立の方から要介護5と幅広く、自立で不安なお年寄りには、数少ない施設と言えます。
全体的なイメージとしては、白基調で明るい感じがしました。