マーガリンなど「トランス脂肪酸」全面禁止!米食品当局が通達

【マーガリンやチョコクリームなどに使われているトランス脂肪酸について、アメリカのFDA(食品医薬品局)は
16日(2015年6月)に「安全ではない」と判定し、3年以内にトランス脂肪酸を含む食品添加物を全廃するよう通達した。】

という記事は、マーガリンが大好きな私(小学生の息子も)にとって気になるものでした。
以前から、体に悪いんだろうなぁ・・とおぼろげには思っていたものの、はっきりとした理由は分からずに
食べ続けていました。ので、この記事を機会に調べてみました。

マーガリン②マーガリン①

まず【トランス脂肪酸とは】
トランス脂肪酸は、天然の植物油にはほとんど含まれず、水素を付加し、固体化製造する過程で発生。
つまり、水素添加という科学処理によって作られるということが分かりました。
1998年にアメリカで「危険な油が病気を起こしている」という本を発表したジョン・フィネガン氏によると
この水素添加した脂肪の分子を顕微鏡で見ると、プラスチックに大変似ていて、科学者たちは
「オイルのプラスチック化」と呼んでいたとの事!!!!

では【どんな食品に含まれているのか】
●家庭用のマーガリン
●ショートニングという名で製造用に使われている無味のマーガリン
・パンや菓子類の練り込み材料として
・フライドポテトやチキンの揚げ油として
・アイスクリームやコーヒー用のミルク
・カレーのルウなどの加工食品        など

【どうして水素を添加するのか】
●酸化したり、腐ったりすることがなく便利
●バターよりも安く製造できる

【人体への影響】
人体は、トランス脂肪酸を他の油脂と同じように処理しようとするが、通常ではあり得ない分子構造のために
処理しきれずに体内に蓄積。
●悪玉コレステロールを増加、善玉コレステロールを減少させ、心臓病のリスクを高める。
●免疫力を低下させてアトピー性皮膚炎などのアレルギーを引き起こす原因のひとつとなる。
●体内を酸化させて、がんを発生させる原因にもなる。
●認知機能を下げる恐れがある。

【世界の動き】
●アメリカでは06年から食品中の含有量表示を義務付けている。
●アジアでも、韓国と台湾では含有率表示が義務化されている。
●WHOもトランス脂肪酸の摂取量を総エネルギー摂取量の1%未満にするよう勧告している。
しかし、日本では、食品への表示もされていない・・・。

ここまで、かなり恐ろしくなるようなことばかりです。
が、日本の企業でも独自にトランス脂肪酸低減努力をしている企業もあることも分かってきました。
セブン&アイ・ホールディングス、フランソア、pasco、神戸屋、ミスタードーナッツ、ケンンタッキーフライドチキン、
日清オイリオグループ、ブルボンが低減。
モスバーガー、ロッテリアにいたってはショートニングは使用していないと。
少し安心しましたが、表示がされていない中では消費者には分かりにくいです。

そして、トランス脂肪酸のみに目を向け、引き換えに飽和脂肪酸(ラードやバター)の取り過ぎも良くない。

では【どんな油ならいいのか】!!
それは、まぐろ・いわし・さんま・さばなどの魚介類やオリーブ油、ゴマ油、シソ油、グレープシード油などの
植物油に多く含まれている不飽和脂肪酸がいいとの事でした。
不飽和脂肪酸は、常温で固まりにくく、体内で液体であるというのが特徴であり、血中の中性脂肪や
コレステロール値を調節する働きがあるそうです。
また、飽和脂肪酸でもココナッツオイルは中鎖脂肪酸のため例外としてよいようです。

なるほど!家族の健康を司る主婦として、とりいれてみようと思った次第です。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>